​オーガニック コットン

オーガニックコットンとは何かを説明するには、オーガニックコットンではない、今日の「一般的」なコットンを説明した方が分かりやすいかもしれません。 

 

ファッションに限らず、現在一般的に使用されているコットン(綿花)の生産には、大量の防虫剤、殺虫剤、除草剤、化学肥料などの化学薬品が使用され、収穫・紡績・染色過程では、有毒な枯葉剤、落葉剤、漂白剤などの薬品が使用されます。 これらの薬剤は土壌を痩せさせ、翌年には更に多くの化学肥料を必要とします。

 

さらに、単一種栽培に起因する病気の誘発、耐性を持った害虫の発生などもあり、遺伝子組み換え種子や、より強い薬剤の必要性を高めるなるなど、負の連鎖を招く生産方法が一般的なサイクルになっています。

また、多くの農場・紡績工場が途上国にあり、その労働条件や価格設定に問題がある場合が多く、環境的にも人権的にも多くの問題を抱えています。 ビジネスカジュアルと呼んではいますが、決してカジュアルに話しができないビジネスです。 

 

オーガニックフードや原子力発電の議論にも通じることですが、ファッション産業は、今我々が受ける安価という恩恵と引き換えに、未来に大きな負債を残す経済活動の上に成り立っています。

本来ならば、環境にも人体にも有害な化学薬品を多く使用する、薬剤漬けコットンが特別扱いされるべきなのに、残念なことに、今日では薬剤に頼らない、自然な手法で栽培されるオーガニックコットンが特別な商品となっています。

もちろん、薬剤漬けコットンを問題視する声は少なくなく、2011年の統計では、世界全体で15万トン以上のオーガニックコットンが取引され、経済規模は5千億円以上となっています。 ただ、これはコットン市場全体の1%にも満たない数字です。

PAE’AINAのYTシャツはオーガニックコットンを使用しています。 朝、このシャツに袖を通すとき、小さな力ではあるけれど、未来の負債の軽減運動に参加していることを感じていただければ幸いです。 見た目はカジュアルでも、中身は結構シリアスです。

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